5α-還元酵素とデュタステライドについて
フィナステリドがブロックする5α-リダクターゼですが、この酵素は1型と2型に分かれています。1型の5α-リダクターゼはテストステロンを1型のDHTに変換し、2型の5α-リダクターゼはテストステロンを2型のDHTに変換します。
全身に分布し体毛やひげの増加に関与しているのが1型、前頭部や頭頂部を中心に分布しAGA(男性型脱毛症)に関与しているのが2型です。プロペシアの成分であるフィナステリドは、このうち2型の5α-リダクターゼのみを選択的にブロックします。
また、フィナステリドとよく似た作用をもつ成分にデュタステライドがあります。デュタステライドは前立腺肥大治療薬の「アボダート」に含有されています。
このデュタステライドは1型・2型双方の5α-リダクターゼに作用するためAGA治療薬として使用する方もいます。ただし、デュタステライドによる1型の5α-リダクターゼへの阻害作用は2型の120分の1程度しかないため効率的な治療とは言えないかも知れません。




